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■目視確認
濃淡模様をデザインした通気緩衝シート『PASシートVA』の上に、光透過性(透明性)のある超速硬化ウレタン『プラマックス150』を吹き付けることで模様の透け具合が変化します。この透け具合を目安に吹き付け施工できるため、より均一な膜厚を確保できるようになりました。
A. 透け方にムラのないように吹き付けることで膜厚の均一化が図れ、模様が見えない、あるいはほとんど見えないように吹き付けることで規定膜厚の確保が図れます。(ただし、日射角度や天候により透け具合は多少異なるため目安として利用します。)
B. 濃淡をデザインしたシート
■カウンター確認
超速硬化ウレタンは専用機械で圧送され吹き付けられます。その際の圧送はピストン運動によるもので、ピストンが一往復する際の吐出量は常に一定。この往復回数はカウンターで確認することにより吐出量を管理します。
■非破壊式膜厚検査
吹き付け施工直後には、非破壊式膜厚計(過電流式あるいは超音波式)を用いて膜厚が確保できているか確認します。探触子を対象物表面に設置するだけで測定できるため、防水層に穴を開けることなく確認できます。また、測定対象になるのが約3分で硬化する超速硬化ウレタン『プラマックス150』であるため、吹き付け直後に測定可能。万一、膜厚の足りない部分が確認された場合でもその場で増し吹きして是正します。
■一般的には
通常は入針式膜厚計で測定するのが一般的です。しかし、このタイプですと、せっかく築いた防水層に穴を開けることになり問題視する声も出ていました。
■使用済み容器の再利用により産業廃棄物を低減(容器リユースシステム)
従来、使用済みの材料容器は産業廃棄物として処理されてきました。この視点での環境対応として、バリューズVA工法では、ポリエチレン製の内袋をセットすることで、内袋のみ処理し、容器本体は再利用できます。大幅な廃棄物の減量化を実現しました。
■無溶剤材料による工法構成により、作業環境・周辺環境を改善(構成部材の無溶剤化)
一般的に、接着剤やトップコートといった類の材料は溶剤系が用いられています。この視点からの環境対応として、バリューズVA工法では、無溶剤材料による仕様構成を標準採用。作業者や周辺住民の健康はもちろん、工事中の快適性にも配慮しています。
※寒冷期の施工もしくは環境対応までを望まれない場合は、使用材料が一部溶剤系に変更となります。
■下地緩衝機能
下地挙動による防水層の破断に対しては、通気緩衝シートを組み合わせることで問題を解決。下層の通気緩衝シート『PASシートVA』が、下地挙動を吸収・緩和することでウレタン防水層の破断を防ぎます。
■フクレ防止機能(脱気システム)
下地含有水分による防水層のフクレに対しては、通気溝加工された緩衝シートと脱気筒を組み合わせることで問題を解決。下地に含まれた水分は、日射とともに水蒸気となり防水層を押し上げようとしますが、シート接着面に通気溝が加工されているため、水蒸気はこの溝を通じて緩衝緩和され、最終的には脱気筒から外部へと排出されます。